PNo.1503 Heine=Asset
種族 |
魔法使い |
|
性別 |
男 |
年齢 |
20代(外見) |
身長 |
169cm |
体重 |
63kg |
所属世界 |
某ファンタジー世界 |
PL |
叶矢(@drop_draw) |
Status |
|
MHP |
218 |
MMP |
55 |
MSP |
100 |
―― |
|
体力 |
50 |
魔力 |
100 |
敏捷 |
100 |
―― |
|
器用 |
150 |
精神 |
100 |
Skill |
スラッシュ |
マジックアロー |
詳細
見た目20代、実年齢不明。
異世界にて魔法使いをしていた青年。
元いた世界では親友と共に世界をゆるりと旅していたが、
ある事をきっかけに親友を失い、親友が会いたいと願っていた
ある存在に会うためにテリメインへ。
テリメインでも一応魔法使いではあるのだが、魔力が妙に馴染まないようで苦戦中。
一人称は俺、性格は飄々としつつも芯に秘める熱さがある。
交流について
メッセージ、練習戦闘など歓迎です。
自由に借りてもらって構いません。設定は↓
借りた場合は教えて頂けると中の人が喜びのあまり小躍りします。嘘です。
テリメインでの目的
元いた世界で亡くした相方『ユアン』の願いを代わりに叶えること。
ユアンの願い……噂話程度に囁かれていた『秘声(ひせい)』の持ち主に会いたい。
秘声とは、噂話をする人々の間でつけられた名前。
『とても澄んだ、どこか落ち着く歌声は何処から聴こえるのか。
その声の持ち主に出会えた時、貴方は心の一番奥にある願いを叶えることができるだろう』
ユアンの願いをハイネは知らない。だから何かをしてやることはできない。
でも、彼が探し続けた存在を、いると願った存在を見つけてやりたかった。
ハイネの心の一番奥にある願いが何なのかは自分でもわからない。
知りたいとは願うも知り方もわからず、ただ考え続ける。
ユアン=セレシア
ハイネとほぼ同年代の男性魔法使い。土属性メイン。
182cm74kg、赤髪緑目。
ハイネと知り合ったのは見た目年齢が3歳分くらい若い頃。
知り合う前に、大切な存在がいた。
(ハイネは知らないが何となく察している)
ハイネがテリメインにくる半年ほど前、とある魔力抗争で生じた歪みに飲まれ消滅。死亡扱いとされている。
過去の日記
開く
DAY1
風の月/1日
ようやく一息つけたので、記録を残しておこうと思う。
転移してきて真っ先に思ったのは、「風が呼んでいる」ことだった。
あいつが求めた詩が、その声が、本当にここにあるかわからない。
でも俺はあの世界で、あいつを失って、何もやることがなくなってしまったから。
それなら、あいつの夢を代わりに追ったっていいよなって。
そんな軽々しい考えで、こんな所にいて、こうして記録を残している。
今のところは後悔も反省もしていない。
さすがに異世界だからか、今の俺は大した魔法も使えない、非力な人間モドギだが、
それでもあの世界で一緒だった風が、俺を向かう先へと連れて行ってくれるような、
そんな気はしてるんだよな。第六感ってやつなのか、よくわかんないけど。
俺はまだ、協会の傍にある宿屋に入ったばかりで。
周りどころか、隣に何の店があるのかも知らない。
明日は早く起きて、協会が開く前に少し近くを見て回ろう。
登録が済んだら、早いとこ支度を整えて出かけよう。
……そういえば、この世界の情報も、風が運んできたんだったな。
俺の行く先に、風が吹き続けているといいんだが。
向かい風は勘弁して欲しい所だな。
慣れない環境だからか、眠い。
今日は少し早めに眠ることにする。
DAY2
風の月/2日
今日は昨日に比べると冷たい風が吹いている。
朝のうちに教会への登録を済ませ、近場の遺跡を見に行った。……最前線ではない。
なんでも登録日初日の探索最前線への参加は禁じられているらしい。
まあ、環境に慣れていないことを考えれば妥当な判断なのだろうが、意気込んでいた分少し拍子抜けでもあった。
既に探索され切った遺跡に何か見つかるものがあるわけもなく、海中での動き方や遺跡の構造、呼吸用スキルストーンの消耗具合などを頭に叩き込んで、後は何をするでもなく早々に浮上した。
時間を持て余したので協会近くを改めて見て回ったが、協会の周りは随分と活気づいているようだ。探索者の募集が始まってそう経ってないはずだが、既に情報も幾分と出回っているように感じられる。自分も含めて、新規探索者には優しい環境だと思った。
協会から離れたエリアにもそこそこの賑わいがあって、いろんな店や建物が並んでいた。その中に図書館を見つけたので、明日はそこに足を運んでみようかと思っている。
……しかし、スキルストーンの恩恵があるとはいえ、空を飛ぶのと水の中を自由に泳ぐのとではまったく勝手が違うらしい。無駄に体力を使ってしまった気がする。
なるほど、こういう所でも登録初日の最前線は向いていないらしい。
明日以降はもう少し自由に、ストレスなく動けることを願いつつ。今日も寝ることにする。
……そういえば、今日海中で出会ったオキアミとやらは無事に帰りついたのだろうか。
落ちていく意識の隅で、そんなことを考えていた。
DAY3
風の月/3日
【ーー日付しか書かれていない、空白のページだ。】
DAY4
風の月/4日
昨日は探索を除いて一日図書館に入り浸っていて、帰ったらそのまま眠ってしまった。
先日手に入れたアイテムが手持ち無沙汰で交換に出していたが、それに申し込みがあり。
応じたはいいものの一冊でも多く目を通しておきたくて、最低限必要なやり取りだけをしていたら相手方から懇切丁寧なメッセージが添えられてきてちょっと申し訳ない思いをした。
図書館の書物の量は膨大だが、伝承や噂を取り扱うものは当然そう多くない。少しを残してほぼ全てに目を通したはずだが、やはり探している情報はなく、既に自分が知っていることだけ。
『とても澄んだ、どこか落ち着く歌声は何処から聴こえるのか。
その声の持ち主に出会えた時、貴方は心の一番奥にある願いを叶えることができるだろう』
あいつが言っていたのは、この声の持ち主に会いたい、ただそれだけで。
何を叶えたかったのか、俺にはわからない。
……もしかしたら、あいつ自身もわからないのかもしれない。自分では一番だと思っている願いでも、無意識の下ではまた別の願いの方が強いのかもしれないのだから。
俺はあいつが探していた存在を追ってここにいる。あいつの願いを引き継ぐだなんて青春味あふれたことを言うつもりはないし、俺が出会って叶えられるのは俺の願いだけだ。
俺の願いはなんだろう。考えるだけならいくらでも思いつく。一番の答えはと聞かれると、わからない。
――この考えももう何度繰り返しただろうか。結論は出ないとわかっていても考えてしまうのは、知能を持った存在だからこそなのだろうが。
初日に掲示板で募集があった闇鍋PTとやらは引き続き迷走を続けていて、毎日全く違うメンバーと組んでいる日々。
互いに事前情報などほとんどないはずだが、それでも一定の役割分担を持って探索を進められるのはさすが探索者といったところか。
今日の探索ではテリメイン探索の最先端とされている地にたどり着いた。
ここから先は危険が潜む未知の領域。今までの軟弱な敵からは想像もつかない強さを秘めた存在もいると聞く。
正直まだどこか浮ついた感覚があるが、気を引き締めていかなければならないのだろう。
最先端拠点の掲示板には、近いうちに闘技大会が開催されるとの知らせもあった。
情報交換だけでなく、互いに切磋琢磨できる場が設けられるのは有難いことだ。
未開の地の敵の強さにもよるだろうが、闇鍋PTもまだしばらくはこのまま居続けていいかと思っている以上、臨機応変に立ち回れるような実力を身に着けていかないといけないのかもしれない。
――そういえば、昨日の探索中にちょっとした手応えがあった。
どうもこちらの魔力は自分には馴染みそうにないと半ば諦めていたが、試行錯誤しているうちにいくつかの魔法はそれなりに扱えるようになっていたことに気付く。
これなら無理に槍を持たずとも、魔法使いとして戦いに出ても問題ないかもしれない。
……もちろん、まだ万全ではなく強力な魔法も使えないし、今の自分では扱える魔力にも限界があるだろう。しばらくは槍も手放せない状況にありそうだ。
DAY5
風の月/5日
いろんな集会所へ顔を出すようになった。
募集の張り紙などを見ていると中々に個性的な集まりも目立つ。
好奇心こそそそられるが、首が回らなくなるのも問題なのでほどほどにしておこう。
DAY7
風の月/7日
今日の風は凪いでいた。嵐の前の静けさ、というやつだろうか。
闘技大会の開催が告知されてからというもの、酒場にいれば其処彼処からそんな話題が聞こえてくる。
賞金首の面々すら参戦するという噂も聞くし、優勝どころか上位入賞すら怪しい話ではあるわけだが……手を抜くわけではないが、順位を気にせずゆるーく気楽にやれるような奴がいたら、声をかけてみるべきなのかもしれないな。あとで掲示板も覗いてみよう。
大分苦戦していた魔力の扱いもようやく慣れてきた。そろそろ槍を手放せる頃合いなのかもしれない。
この世界の仕組みにも順応してきて、余裕が出てきたとは思う。が、その分悩みの種も増えた。
新しく発見されたSSの数々はどれも魅力的で目移りする。当然手持ちのSCなんてたかが知れているわけで、取捨選択しなければならないのはわかっているが……自分の傾向をいまいち決めきれていないのが原因なのだろう。
この辺りも、闘技大会のメンバーを集めようと思ったら、早めに決めてしまわないといけないのだろうな。